大阪にきたなら観光には絶対に外せない大阪ならではの観光スポットが「難波八阪神社」になります。
愛犬と一緒にそんな大阪のおもしろ観光スポットを楽しみにやってきました。
難波八阪神社
難波八阪神社は大阪府浪速区にあり、御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫尊(くしいなだひめのみこと)、八柱御子命(やはしらみこのみこと)になります。
始まりは仁徳天皇の時代に付近で疫病が流行り、神に祈りを捧げるためにこのお社ができたといわれています。
その後「難波下宮」と呼ばれ、この地の守護神となりました。
1945年には大阪大空襲で社殿が焼失し、現在の本殿は1974年に建てられました。
総本山は京都の八坂神社になりますがこの神社は大阪にちなんで「坂」の字が大阪の「阪」になっています。
アクセス
電車ー各線「なんば駅」から徒歩6分
車でお越しの方ー難波八阪神社周辺に多くのコインパーキングがあります
鳥居
難波八阪神社には入口となる鳥居が3つあります。
今回は東の鳥居から入りました。
神社では鳥居に入る前に一礼します。
愛犬も一緒に一礼します。
愛犬を連れて神社に参拝する場合は小型犬の場合はバックもしくはカートがおすすめです。
中・大型犬は人混みを避けて必ずリードをつけて歩きましょう。
神社は神聖なる地ですのでトイレマナーには気をつけましょう。
手水舎
鳥居を入るとすぐ近くに手水舎があります。
コロナ対策で使えない手水舎がありますが神社では参拝する前に手を清めてからお参りすることが基本になります。
手水舎のマナー
柄杓に水をたっぷり汲みます。
たっぷり汲んだ水を最後まで使えるよう少しづつ使います。
柄杓を右手に持ち左手に水をかけます。
次に左手に持ちかえ右手にかけます。
また右手に持ちかえ左手に水を受け、口を清めます。
最後に柄杓を立てて柄杓の持ち手(柄)の部分を流します。
ここまでを1回のたっぷり汲んだ水で使い切るようにしましょう。
柄杓を元の位置に戻します。
殉國之碑
西の鳥居のすぐ横の広場には大きな石碑が建っています。
戦争で亡くなった多くの方々の慰霊碑になります。
戦争がこの世の中から無くなってほしいと切に願います。
戦艦陸奥主砲抑気具記念碑
慰霊碑の横には戦時中に沈没した戦艦の一部分、抑気具(主砲の先端に装着した天蓋)を海底から引き揚げられ展示されています。
この戦艦と運命を共にした艦長と1021名の将兵の魂を慰霊し永遠に平和を願う記念碑になります。
戦争の恐ろしさはこれから先もずっと忘れてはいけないと思いなおしてしまいます。
稲荷神社・三宝荒神
左は京都にある伏見稲荷神社が総本社になる稲荷神社になります。
御祭神は宇賀御魂神(うがみたまのかみ)・豊国稲荷大神(とよくにいなりおおかみ)です。
御利益は五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、交通安全になります。
右は三宝荒神社になります。
御祭神は奥津日子神(おくつひこのかみ)・奥津比賣神(おくつひめのかみ)・火産霊神(ほむすびのかみ)です。
台所の神様としても名高く火の神様として知られています。
人々の災いを払うと古くから信仰されています。
市杵島姫神社・皇大神社
左は市杵島姫(いちきしまひめ)神社になります。
御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)・大物主神(おおものぬしのかみ)です。
ご利益は産業開発や交通、海上運輸安全になります。
導きの神ともいわれており水の神ともいわれている美しい女神になります。
右は皇大(こうたい)神社になります。
御祭神は天照大神・猿田彦神(さるたひこのかみ)です。
ご利益は家内安全・家業発展になります。
天照大神は三重県の伊勢神宮が総本社になる日本神話でも有名な神様になります。
神馬
高い位置にある馬の像が「神馬(しんめ)」です。
多くの神社には馬の像がありますがそれは古来より神様の乗り物として神聖視されているのからです。
馬の像がない場合は神馬舎がある神社もあります。
人の歴史の中にも戦いの時にも馬は共にあり結婚式の喜びの場にも馬がいました。
神様と馬と人、深い繋がりを感じますね。
浪速八阪神社の神馬は気高く見え、とてもきれいです。
篠山神社
西の鳥居のすぐそばに篠山神社があります。
御祭神は篠山摂津守十兵衛伴景義です。
江戸時代にこの地の代官として篠山摂津守十兵衛伴景義が着任していました。
当時の摂津、河内、播磨には野菜を売ることが許可されずにいたのですが住民の願いが熱く、当篠山代官の尽力によって市場が開設されました。
これにより住民の生活も安定し、当代官への感謝の念により生き神様として祀られました。
今でも地元の方から親しまれている神社になります。
難波葱発祥の地
難波葱発祥の地の石碑が建てられています。
この地が難波村と呼ばれていた1,725年に葱栽培が始まり明治の初めには難波一帯が広大な葱畑でした。
「難波葱」と呼ばれ強いぬめりと香りがよく、葉の繊維は柔らかくそして濃厚な甘みがあるとても古い歴史のある葱になります。
2017年には「なにわの伝統野菜」に認定されています。
神社の中で意外な歴史に知り、勉強になりました。
本殿
浪速八阪神社の本殿の御祭神は素戔嗚尊・奇稲田姫命・八柱御子命です。
素戔嗚尊は巨大な八岐大蛇ヤマタノオロチを退治したことで有名な神様です。
天照大神と月読命、そして素戔嗚尊は三貴神と言われています。
ご利益は疫病退散、厄除け、商売繁盛、農耕繫盛産になります。
奇稲田姫命はヤマタノオロチの生贄にされそうになっていたところを素戔嗚尊に助けられ結婚しました。
ご利益は縁結び、夫婦円満、安産になります。
八柱御子命は素戔嗚尊と奇稲田姫命との間に生まれた皇子のことになり八将軍ともいいます。
天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
天穂日命(あめのほひのみこと)
天津日子根命(あまつひこねのみこと)
活津日子根命(いくつひこねのみこと)
熊野久須毘命(くまぬくすびのみこと)
多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)
多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
狭依毘売命(さよりびめのみこと)
愛犬とともに立派な本殿に二礼二拍手一礼します。
ユニークおみくじ
本殿前にはさまざまなおみくじがあります。
大阪ならではのアイデアがたっぷりと感じられます。
だるまおみくじ
だるまおみくじは500円になります。
1つ1つのだるまの顔は手書きで作られており、手書きならではの1つ1つの表情が変わっていてとてもユニークなおみくじになっています。
扇子おみくじ
扇子おみくじは300円になります。
かわいいミニ扇子を開くとなんと扇子におみくじが書かれています。
末広がりの形をしている扇子は縁起がよくおみくじの御利益の期待も高まります。
鯛みくじ
鯛みくじは300円になります。
色は赤とピンクと金の鯛がありクッションのような柔らかい素材でできた鯛になります。
1年安泰を願っためでたい縁起かつぎにもなる鯛みくじです。
恋みくじ
恋みくじは300円になります。
恋と鯉をかけた鯉のおみくじはピンクと赤と白と金があります。
名前のとおり恋愛運が占えるので女性に人気があります。
見た目もかわいい鯉なので運気も上がる気がします。
さまざまなおみくじの中で悩みましたが悩んだ結果、だるまおみくじと鯛みくじを購入しました。
だるまおみくじはりりしいお顔のだるまのおみくじを選び、鯛みくじは金色を購入しました。
鯛みくじはマスコットのようにかわいいのでとりあえず愛犬と一緒に記念撮影。
おみくじの内容はとても運気のいい1年と書かれており、難波八阪神社のユニークなおみくじでの御利益があったのだと思います。
祈願の木
祈願の木は200円になり、本殿前にあります。
祈願の木にお願い事を書いて木箱に納めておくと神社の御神前に奉納していただき最後は焼納してもらえます。
節分の日には奉納された祈願の木を焼納する「火焚祭」が行われます。
お守り
社務所には多くの種類のお守りが並んでいます。
一般的なお守りから獅子舞の絵が描かれたお守りやキティーちゃんまでバラエティー豊かです。
健康長寿や縁結び、そして勝運や厄除けなどうれしいご利益があります。
獅子の頭の形をした獅子頭守やかわいいランドセルの形をしたランドセル守もあります。
獅子殿
難波八阪神社といえばメインのスポットともいわれるのがこの獅子殿になります。
神殿には素戔嗚尊(すさのおのみこと)の荒魂が祀られています。
荒魂とは素戔嗚尊のもう1つの顔ともいわれており新しい物事を生み出すほどのエネルギーをもっているといわれています。
この獅子殿は昭和49年に建築され高さ12m、幅7m、奥行き7mとかなり大きな建物です。
獅子殿の大きな口の中は舞台になっておりお正月には神楽、夏まつりには獅子舞など賑わいを見せています。
そして獅子殿の目はライトが光り、鼻はスピーカーになっているので驚きです。
また獅子殿の大きな口は邪気を祓い、勝利を招くともいわれ学業向上、商売繁盛、必勝祈願などのご利益があるといわれています。
見どころは獅子殿の舞台となる口の上部がとても美しく、鳳凰の彫刻はすべて手彫りで1つ1つの違いが分かります。
大阪ならではのユニークな発想でできた獅子殿は観光名所にもなっており迫力のある獅子殿を見に来る参拝客も年々増えています。
終わりに
大阪人が驚くような神社はどんな人でも驚く神社でした。
インパクトも強く違った楽しみも多くあり、そして歴史に触れることができる貴重なスポットです。
大阪にきたならぜひ愛犬と一緒に難波八阪神社に訪れてみてください。
愛犬とともにいいご利益が授かることを願っています。
みなさんの愛犬ライフの参考になれば幸いです。