愛犬と一緒に運動不足解消のため都会のオアシス花博記念公園にお散歩です。
花博記念公園・鶴見緑地
大阪にある都会のオアシスと呼ばれる「花博記念公園・鶴見緑地」に来ました。
お昼に散歩をするならお昼にしか味わえない”山のエリア”での散策がおすすめです。
山のエリア 世界の森
山のエリアは開園時間が決まっており夜間は閉鎖して入れないようになっています。
4月~10月 | 9:00~17:30 |
11月~3月 | 9:00~16:30 |
花博記念公園はとても広いのですが山のエリアだけでもとても広くなっています。
今日は愛犬と山のエリアのロングコースをお散歩です。
春から秋までは夕方5時半までで冬季は夕方4時半までの入園となっており、なんと無料で世界の庭園散歩ができます。
山のエリアは自転車の乗り入れも禁止になっており歩行者のみの通行ですので安心してゆっくりと散策できます。
この大きな花博記念公園の半分ちかくの面積が山のエリアになる上にお昼にしか入れないとても貴重なお散歩コースです。
台風の影響で未だに修復しきれていない場所も多々ありますが北ゲートから入ると名前とともに各世界の森が並んでいます。
ナイジェリア・マレーシア・ニュージーランド・ゼネガル・タンザニア・カメルーン・セイシェル・フィリピン・南太平洋諸国などなど細かな場所まで世界の庭もあります。
まずは道路に沿って歩いていきます。
道路沿いにあるセイシェル、ナイジェリア、マレーシアなどの庭を愛犬と共に見てまわります。
”ナイジェリア連邦共和国”はサバンナの国で熱帯雨林の植物でのイメージ
”アメリカ合衆国サンフランシスコ市”はアメリカ西海岸の高級住宅の庭のイメージ
”ニュージーランド”は先住民族「マオリ族」の「ポウポウ」という彫刻板があり池や岩山からの滝で豊な自然をイメージ
”マレーシア”は南国の熱帯雨林で大地の緑の樹海をイメージ
”セイシェル共和国”は西インド洋に浮かぶ楽園セイシェルのイメージで南国ならではのヤシの木などがありゆったりとした空間のイメージになります。
各国を表記された立て看板の下にバーコードがあり携帯でのバーコードリーダーで見ると「国際花と緑の博覧会」の出展記録が載せられていますので博覧会の時はどのように展示していたのかなど見て楽しみながらの庭園巡りも楽しそうです。
現在山のエリアの水の流れる場所は断水しているようで各場所の庭の滝水は出ない状態です。
愛犬と歩いていると大きな”ブラジル共和国”が見えます。
ブラジル連邦共和国は上段に庭園があり庭園の池に噴水が設置され庭園を左右に分割して中央に階段のような滝の水路を作った自然をイメージしたようです
広場に来ると少し長ーい階段があります。
我が家の愛犬は階段をあがる時…なぜか走ります。
止まると転ぶのでしょうか…。(笑)
走って追いかけることにとても疲れますがリードをつけているので必死で追いかけます。
階段を上がって疲れ切った所にまたひときわ目立つ建物が見えます。
”モロッコ王国”です。
モロッコ庭園は”リヤド”と呼ばれるイスラム様式の中庭をイメージして作られており都市の古い家屋には必ず見られるそうです。
中はモザイクのタイル舗装の園路になっており色鮮やかな庭で愛犬の興味も湧いています。
モロッコ庭園の前にバス停があります。
山のエリアでは傾斜もあり歩く距離にするととても長いのでお年寄りや小さなお子様には頼もしい園内バスがあります。
園内バスは花博記念公園全体を周遊する電気自動車の無料バスです。
高齢者や障害者手帳を持っている方が優先で付き添いの方も一緒に乗車できます。
定員は13名になっており8か所のバス停があります。
1時間1,2本で運行しています。(現在コロナ対策のため定員人数がかわっています)
少し上り坂を歩いて行くとこちらも大きな建物で”ネパール王国”があり、並んで”タイ王国”があります。
ネパール王国は現在大規模な工事が行われており建物全体が仏陀の古代庭園のテーマになっています。
中は見えず入口の仏像だけが見えています。
タイ王国は王族の宮殿庭園のイメージで”サラ・タイ”と言われる休憩所になります。魚のうろこの形をしたタイ瓦で作られており鮮やかな彩色で床は大理石になっていますがこちらも現在立ち入り禁止でした。
次は”メキシコ合衆国”と”パキスタン回教共和国”です。
メキシコ合衆国はアステカ帝国の3層ピラミッドをイメージして作られた鉄骨ガラス張りでメキシコの熱帯植物が多くあります。
メキシコ庭園は中に入ると植物が生い茂り植物の中に池がありますが水は張っていない状態でした。
パキスタン回教共和国はムガール帝国の庭園をイメージした広大な建物です。
パキスタン庭園は水が落ちるウォーターガーデンを意識して作られた庭園になりますが水はありません。
愛犬は大きな建物には興味があるようでいつも写真には小さな後ろ姿が写りこんでいます。(笑)
階段を降りると一面に四季の池が見えています。
大自然ならではの風景の中に溶け込むように鷺が立っています。
ここは野鳥の撮影スポットでもあり多くのカメラマンの人が橋に並んでいる事が多くあります。
木でできた橋も雰囲気もあり歩く音が心地よく感じます。
橋を渡って歩いていると遠くから見ても分かる”韓国庭園”があります。
韓国庭園は李王朝時代の庭園をイメージして作られており陰陽五行をもとに四角形の池は地、池の中心の円形の島は天、2つで天地の調和になります。
あずま屋に描かれた丹青の模様は5色になり、塀に描かれた青龍は国王、鶴は臣下、そして鶴、亀、鹿、松などは長寿を象徴しています。
韓国の風景がリアルに再現できている庭園です。
意味を知ればなるほどと思い見てしまいます。
愛犬は池をぼんやり眺めていました。
お次は馴染みのある”日本庭園”
日本の伝統的な感性と山水の景観を大事にした日本庭園になり「むらさき亭」は花と緑の博覧会で国内外の多くのお客様をおもてなしした茶室になります。
むらさき亭は現在も美しい日本庭園の中にある本格茶室になり事前予約でご利用になれるようです。
またさらに歩いて行くと大きな川があり大きな滝が流れている場所があります。
カナダ(オンタリオ州)の大きな滝をイメージしていた滝でとても迫力があり印象に残ります。
山のエリア バラ園
道なりに進んでいくとバラ園があります。
品種数は400品種近くあります。
形や色など多種多様にあり四季咲きの品種が多いようです。
バラの花がきれいに咲く時期は春と秋になりバラの花が満開の時期はひとつひとつのバラに見とれるほどです。
バラの品種などが分かるように一つ一つ表示されておりブラックティやブルームーン、花嫁やプリンセスミチコなどありバラの香りと見事な美しい景色が見られる場所になります。
色とりどりでさまざまな形のバラが壮大な数で咲き乱れています。
愛犬とバラ園のベンチでひと休憩。
休憩の時間すら目で楽しめる充実した時間です。
大きな風車が見えてきました。
風車の丘になります。
山のエリア 風車の丘
丘の上に立つ大きな風車はオランダからの設計図をもとに作られています。
風車の足元には一面の花畑がありチューリップ、ひまわり、コスモスなど四季折々の花が咲いています。
長い間歩き続けたのでここで少し休憩です。
風車の下のベンチで愛犬に水を飲ませてあげます。
風車のまわりはあちらこちらにベンチがあり休憩しやすくなっています。
花畑もいつもきれいな場所になり今回は一面のビオラの花畑でした。
花畑の中に小道がありインスタ映え撮影スポットにもなります。
たくさんの愛犬家さん達や家族連れなど多くの人が写真の撮影待ちをしています。
時期が変われば景色も変わり素晴らしいいつみても景色です。
花の色のコントラストが風車の風景を際立たせてくれますね。
山のエリア 自然体験観察園
風車の丘を下っていくと自然体験観察園があります。
自然体験観察園は田園、田畑、蓮池、雑木林、野草広場など自然を学び多様な生物との関わりなど学ぶ場所になっています。
自然という名の通り棚田のような田園があり1番下の池には蓮の花の名前が書いた看板がたっていました。
池の前を下っていくと畑にネギやダイコン、玉ねぎに豆など様々な物が栽培されています。
田園の場所も畑の場所もあぜ道のような道を通って観察していきます。
田舎にきたようで懐かしい感じがしました。
山のエリアも終盤に近く道を下って中央ゲートに向かって歩きます。
歩くには気持ちのいいきれいな道で下り坂という事もあって足どりが軽く感じます。
愛犬も横をついて頑張って歩いています。
山のゲートを出て花博記念公園鶴見緑地の中央広場です。
中央広場
この道は中央口の大通りに向かっており大通りを渡ると地下鉄「鶴見緑地駅」があり「鶴見緑地プール」や温泉施設「鶴見緑地湯元水春」があります。
駐車場もあるので散歩の後にお風呂に入ってから帰っていく方も多いようです。
公園内には初めて来た人にも分かるように大きなマップもありますのでとても参考になります。
愛犬も地図を見ているのでしょうか。(笑)
花博記念公園の中央位置に”大池”があります。
大池
大池に沿って歩くように歩いていくと大池の柵に鷺がとまっています。
愛犬にも大池の景色を見せてあげます。
大池の花さじきという場所に行くと水辺が近くにあり大群のカモの群れとハトやカラスなど群がって道路を歩いています。
愛犬は興味深々です。
たくさんの鳥がいる風景を見ているとここはそれだけ自然に近く自然が多いことが実感できます。
鳥を観察している人や写真を撮っている人、絵を描いている人、本を読んでいる人など様々な人が自然の中の安らぎを求めて来ているようです。
犬の散歩の人もとても多く犬には社会勉強になります。
花博記念公園の中で大草原のような広場があります。
大芝生
”大芝生”を愛犬と歩きます。大芝生に来ると走りたくなるくらい本当に広い芝生です。
フリスビーをしている犬や走って遊んでいる子供にシートを敷き寝ている人や本を読んでいる人など様々な姿がたくさん見られます。
隣のアーモンドの丘には植えたてのアーモンドの木がたくさん並んでいます。
春になるととてもきれいな花が見られるのでしょうね。
アーモンドの丘を抜けていくと小川が流れており横にあぜ道が川に沿って続いています。
公園内に小川が流れており小川に沿って歩くこともできます。
小川沿いの散策も結構長い距離になりますので人も多くみられます。
6月はアジサイがきれいに咲き、蛍の飼育にも取り組んでいます。
こんな街で蛍が飛ぶ幻想的な夜の公園のお散歩もいいものです。
夏はお散歩がてら水遊びしている子供達が多く見られます。
水の流れのある場所は心が落ち着きます。
木漏れ日の中を気持ちよく歩いていきます。
アスファルトではない道を歩くと土の感触や枯れ葉を踏む音など愛犬も楽しんで歩けているようです。
いろんな場所を見ては川に近づいてみたりと色んな物にも興味があるようです。
夏は川に入っていきそうな気がしますが…(笑)
”乗馬苑”方面に川を辿っていくと滝があり小さな木の橋がありました。
ちょっと楽しそうなので橋を渡ってみます。
愛犬は小さな木の橋が怖いのか水が下を流れているのが怖いのか”ほふくぜんしん”で歩きます。笑笑
私が途中で止まるとおすわりしたまま動きません。
愛犬のちょっとした行動で笑えることが幸せに感じる瞬間で愛おしく思える時でもあります。
愛犬に限らず子供にも同じ感情になります。
最後は愛犬に馬を見せてあげようと思い乗馬苑に。
乗馬苑
こちらは「ホースレイル」という曳き馬コースがあり1回700円で4歳以上で乗ることができます。
休日などはお子様を乗せている人が多く見られます。
曳き馬で撮れる子供の自然な笑顔はやはり動物に触れあう事と一緒に歩いていると思う気持ちが最高の笑顔になるような気がします。
メインの馬場は13000㎡あり乗馬体験や乗馬レッスン、本格的な競技会なども開かれており大きな観覧席もあります。
乗馬体験や乗馬レッスンなどの人も多く初心者から上級者まで乗馬できる多彩なレッスンがあります。
休日には大きな競技大会が行われていることもあります。
乗馬は意外と運動量が多く、そして腹筋と足の筋肉を使います。
動物と一緒になって楽しめる感覚は乗馬で味わえる楽しみです。
1度体験してみたことはありますがとても楽しかったです。
今日は愛犬と一緒に乗馬風景を観覧席で見てみます。
愛犬と前に見た時は乗馬レッスンが行われており愛犬が観覧席から食い入るように馬を見ていました。
馬は大きな音に驚くので吠える犬などは少し距離をあけて観覧する事をおすすめします。
また見せてあげようと思ったのですが今回は残念ながらお昼時間なのでちょうど馬がいませんでした。
乗馬苑から北口ゲートに向けて帰ります。
最後に
花博記念公園をゆっくりとお散歩できました。
ざっと3時間コースのお散歩です。
自分も愛犬も運動をしないと不健康になりますのでとてもいい運動にもなりました。
みなさんの愛犬ライフの参考になれれば幸いです。
山のエリアコースを除いた花博記念公園・鶴見緑地を詳しく知りたい方はよろしければ合わせてごらんいただけたら幸いです。