コンパクトな小型水槽でのフグ飼育!【アベニーパファー】

コンパクト水槽

場所を選ばないコンパクトな水槽で表情豊かなフグの飼育を楽しんでみたいと思いませんか?

お部屋のインテリアにきな水槽はとてもきれいですが置く場所に悩みます。

小型水槽なら手軽にインテリアとしてどこにでも置けます。

小型の20センチのキューブ水槽を購入しました。

思ったよりとてもコンパクトで少数のネオンテトラなどの熱帯魚を飼育していました。

アクアリウムのお店に行く

熱帯魚を飼育しているとアクアリウム店に買い物に行くことが多くついつい店内をくまなく見てまわってしまいます。

そんな時にフグを発見しました!

水槽を覗いているとフグの目がこちらを追っているのが分かり大きな目で必死にこちらを見ている姿が普通の熱帯魚とは違い、とても可愛くて面白いと思いました。

ですが飼育方法など難しい事とフグなので海水魚だと思っていました。

実際見てみると淡水フグと書いています。

淡水のフグがいることに驚きました。

「水質や飼い方など難しいのでは?」「自分に飼えるのか分からない」などの不安も多くどこか敬遠してしまいます。

フグ選び

最初に目についたフグは「ミドリフグ」です。

淡水ですが汽水という少し塩分が入った水での飼育でした。

ミドリフグ
体長最大17センチで黄緑色に黒い模様があります。
インド、インドネシア、スリランカ、タイなどに生息する熱帯魚になります。
水質は淡水と海水の混ざった汽水での飼育になります。
攻撃性が強く他の魚のヒレやエビなどをかじる事も多い雑食性なので一般的に単独の飼育が進められています。

汽水の飼育も店員さんの話だと比較的簡単になっており汽水を作る液体を水に混ぜて作るとすぐできるようです。

想像以上に大きくなることと個人的に熱帯魚のように普通の水での飼育を希望していたので”ミドリフグ”は断念しました。

淡水のフグはもう一つ種類がありそのもう一つがアベニーパファーです。

アベニーパファー
世界最小のフグと呼ばれており最大2~3センチになります。
体色は茶色に近い黄色に深緑と黒色の模様になります。
インドの淡水地域に生息しています。
スネールやシュリンプなど生餌を好みます。
小型水槽で飼育でき攻撃性が強いのですが工夫次第で多数飼育も可能です。

お店でのアベニーパファーはとても小さく小ぶりで1センチにも満たないサイズでした。

季節は6月末で店員さんの話だと「今回入ってきたアベニーはなぜかすべて小ぶりです。」と店員さんも驚いていました。

店員さんと小型水槽での飼育を検討していると相談してみました。

小型水槽での飼育は可能ですがやはり他の魚との混泳はヒレなどをかじられてしまうのでお勧めは出来ないとの事。

エビは大好物なのでエビも避けてアベニー単独での飼育が望ましいようです。

小型水槽の飼育は1,2匹までの飼育が可能のようで2匹以上の飼育になると気性が激しいため隠れ場所や逃げ場を作ってあげないといけないようです。

検討の結果とりあえず2匹購入してみました。

水槽のフィルター選び

フグの飼育には餌が赤虫になりますので水質環境が悪くなりやすくフィルターはろ過性能が高い外部式フィルターにしました。

小型水槽のフィルターの種類
・外掛けフィルター
・内部式小型濾過フィルター
・コンパクト一体型フィルター
・外部式フィルター
があります。

外掛けフィルターは水槽の壁面に引っ掛けて設置します。
専用濾過材があり動作音も静かです。


内部式フィルターは水槽内の角に設置します。
専用濾過材があります。


コンパクト一体型フィルターは水槽の横に水槽と一体型になったフィルターで掃除と水の入れ替えが楽です。


外部式フィルターは水槽の外に専用のろ過装置を設置します。
専用濾過材使用の種類が多くなりますので濾過能力は非常に高くなります。

エサ選び

次はアベニーのエサです。

普通の熱帯魚の飼育は乾燥のフレークを入れるだけでとても簡単な飼育になりますがどうやらアベニーは赤虫がおすすめだそうです。

アベニーパファーの餌
赤虫が定番の餌になります。
冷凍赤虫が定番になりますが水草についたスネール(貝)も食べます。
スネールの場合はアベニーの口が小さいので小さな貝しか食べません。
生きたシュリンプも食べ、顆粒の餌ではクリルグラニュール、ブラインシュリンプなどがあります。
乾燥赤虫もあります。

アベニーは偏食も多く確実に食べるのは冷凍赤虫だという事なのでとりあえず冷凍赤虫を購入です。

冷凍赤虫の解凍など面倒な時のためにあわせて乾燥赤虫も購入しました。

20センチキューブの水槽にアベニーパファーお引越しです。

アベニーが小さすぎる事とまわりの景色に色が同化してしまい、そのうえ物陰に隠れてしまってまったく見えません。

少し慣れてくると豆粒のようなアベニーは縄張り争いなのかいつもケンカしています。

水槽にも慣れてきたころに乾燥赤虫をあげてみることに。

乾燥赤虫をいれてみたのですがこちらもまったく見向きもしません。

ふつうの熱帯魚ならすぐ食べてくれるのですが….アベニーの餌やりにはなかなか苦戦しそうです。

乾燥赤虫に見向きもしないので定番の冷凍赤虫を飼育水で溶かしてあげてみる事に。

冷凍赤虫が自分たちの体より大きく見えるのか怖がってこちらも食べてもらえません。

定番の餌を食べないとなると悩みます…。

アベニーパファーの拒食症

アベニーは偏食がひどく拒食症になるので餌を食べてもらえるよう策をねらなければなりません。

アベニーパファーはをあまり食べない状態が続いてしまうと拒食症になってしまいます。
拒食症になってしまいますと回復は難しく痩せてしまい最悪の場合亡くなってしまいます。

拒食症の原因として考えられるもの

飼育水
魚はエラからの栄養も吸収するので水がきれいな状態であることが大切になります。
冷凍赤虫は水質悪化を招きやすく食べ残しなどのこまめな掃除が必要です。


水カビ病
口付近にカビが生えてしまい口が開かなくなる病気です。
アベニー同士でケンカをした際に口にけがをしてしまったことが原因で水カビ病になることがあります。
口のまわりも常にチェックしておくことが大事になり発見次第早期の治療が必要になります。

アベニーの餌 最終手段

アベニーの体が小さすぎるので小さな個体向きのブラインシュリンプの粒錠の餌を与えてみることに。

細かな餌のためアベニーのまわりを粒錠のエサが漂いやすい事と

すぐ口に入るので気にいってくれたようでやっと食べてもらえました!!

ブラインシュリンプ粒錠のおかげで勢いがついたのか冷凍赤虫の餌も食べにくるようにもなりました。

餌を食べないアベニーの心配は少し改善されました。

拒食症の不安も取り除かれます。

冷凍赤虫の保存方法

冷凍赤虫を実際に与えてみて感じたことは餌の与える量の問題です。

冷凍赤虫の餌は小さなアベニー2匹にたいしての1ブロックが大きく半分以上の餌を無駄にしてしまいます。

少数で飼っている人は同じ悩みを感じていると思います。

アベニーは1日1,2回の餌を与えます。

冷凍赤虫は飼育水などで解凍してあたえるので1度解凍した再度冷凍保存はできず品質的にも衛星的にも絶対に無理だと言われています。

そうなってしまいますと半分はてることになってしまいます。

無理に水槽に入れても水質悪化が進むこととアベニーが病気になってしまうこともあるので残った餌は捨てるしか方法がないのです。

解凍せずにこのブロックの1部分を与える事が出来たら1番いい案です。

試行錯誤してやっと自分なりの考えで提案が思いつきました。

冷凍赤虫の1ブロックから1部分だけ与える!

まず冷凍したままの赤虫のブロックをパッケージから取り出しそのブロックをラップで2重に巻き、凍ったままの赤虫を棒や金づちのようなものでラップの上からブロックをきます。

我が家はうどん伸ばし棒のような木の棒でやっています。

その砕いた赤虫をそのまま水槽にいるアベニーに必要な分量のみピンセットであたえます。

凍ったままの残った砕かれた赤虫はそのままラップに包んですぐに冷凍庫にいれます。

これで残った赤虫はまずアベニーに必要な量だけの餌をあたえられます。

赤虫の与える餌の量は小さなアベニーですと2匹で1ブロックの半分よりも少し少ない位なので多めの餌の量はなるべく与えないようにして水を汚れにくいように気をつけ魚が病気になる原因にならないようにします。

コンパクト水槽の簡単な掃除方法

赤虫などの餌はどうしても水質悪化のもとになり小さな水槽は特にこまめな掃除も必要になります。

大がかりな掃除は面倒になってしまい、結果こまめにしなくなってしまいます。

掃除を簡単に手軽にできるコツは少し大きめのお掃除用スポイドなどで赤虫の残った餌や底砂のゴミなどを吸い出し少なくなったを足すようにしていると水質悪化しにくくなります。

ガラス面は歯ブラシの大きいサイズのようなブラシで掃除です。これも手軽にできます。

常にきれいな水であるように心がけましょう。

1匹のアベニーの成長

魚も環境に慣れたころに水槽掃除をしていると怖がりの一匹のアベニーが驚いてなぜか突然いなくなってしまいました。

裏や石の間など探したのですがまったく見つからず結局どこにいるのか分からないまま残り1匹の生活になりました。

しばらく1匹のまま冷凍赤虫を元気に食べ成長していきました。

見る見るうちに3センチ弱位まで成長しました。

なんとなく1匹では寂しいかと思い熱帯魚屋さんにアベニーを見に行きます。

探し始めた時期が悪いのかなぜかどこのお店に行ってもアベニーはまったく入荷されておらずどうやらアベニーは産卵後の入荷時期に購入しなければ売り切れて入荷未定のお店が多くなるようです。

また入荷した時に考えようと思い購入を見送ります。

それから2か月位たったころに近くのホームセンターで偶然アベニーを発見しました。

久々のアベニーパファーが売っているので嬉しく思い購入します。

家にいるアベニーが育って大きいので大きめのサイズのアベニーを2匹購入してみました。

アベニーの縄張り争い

水槽に入れてみましたが最初はよそよそしくいたのですが慣れてくると最初からいる主のアベニーが縄張り意識を持ち2匹をいじめてしまいます。

結果、新入りの2匹ともストレスに耐え切れず☆になってしまいました….。

本当にかわいそうな事をしてしまいました….

また新たにアベニーを入れるとまた悲しい結果になるのでこの水槽ではこの主1匹で飼うことに決めました。

小型キューブ水槽に2匹入れる場合は同じ大きさで2匹同時期に水槽に入れる方がいいでしょう。
そして2匹入れる場合オスは気性が荒く縄張り争いがおきるのでメスのみを飼うかオスメスのセットを飼うことでトラブルは少なくなります。

アベニーの日常

またさみしく1匹ですが毎日赤虫をあげる時は近くにきてはじっと大きな目で見ている姿も可愛く居心地も良さげです。

たまーにヒレを広げて可愛らしい姿を見せてくれますが常にヒレを閉じてひらがなの””のもじのような形で停滞しています。

アベニーは貝も食べると聞いているのでもう一つの大きな水槽に貝が繁殖して困っているので好都合です。

貝を取ってきてはアベニーの水槽に入れます。

時折、を攻撃している姿を見ます。(笑)

この水槽で貝が増えないので見ていない時に食べているのだと思います。

貝の駆除にも役立つのでとてもありがたいことです。

終わりに

フグの表情豊かなところや人に寄ってくるところ、寝ている時は下にぴったりとお腹をつけて目は閉じていませんが目が点状態でまったく人の気配にも気づかず熟睡状態のところなど見ているとなんともいえない愛嬌のある魚です。

少し変わった魚を手軽に飼いたいならフグがおすすめです。

興味がある人は1度フグとの生活をぜひ楽しんでみてください!!

この水槽に興味のある方は苦戦しながら作った自作アクアリウムもよろしければご覧ください。