【島根県】大好きな愛犬も一緒にお参り!!強力な縁結びパワースポット「出雲大社」

大切な家族の一員の愛犬と一緒に神々の国と言われる島根県出雲大社初詣に行ってまいりました。

※今回は初詣ですが普段の参拝の参考にもなります。

出雲大社の参拝順にてご紹介します。

出雲大社


出雲大社は神話の国として有名で‘古事記‘にも記されているとても古くからある神社になります。

現代の本殿は1744年に建てられたもので高さ24mになりますが太古の時代にはなんと高さ96mという見たこともないようなとても大きな神殿があった驚きのお社になります。

出雲大社の主祭神は縁結びの神様、または福の神大黒様として馴染みのある「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」です。

恋愛成就としてとても有名ですがそれだけではなく、様々な人との良縁も呼んでくれると云われており老若男女問わず人気のある神社です。

駐車場

収容台数の多い無料駐車場が多くあり車での参拝に便利です。

すべての駐車場にトイレもあるので安心できます。

出雲大社駐車場
古代出雲歴史博物館
神門通り広場
ご縁広場
みせん広場
無料駐車場

今回は神門通り広場の駐車場に停めました。

広くてとても停めやすい駐車場です。

この駐車場もトイレがありちょっとした芝生の広場もあるので愛犬とお散歩&休憩もできます。

初詣時期の12月31日22時~1月1日の4時までは神門通り歩行者専用道路に規制されますのでこちらの駐車場は22時~4時まで車の出し入れが出来なくなります。
駐車場に入る前に警備員さんに必ず確認されます。

神門通り

出雲大社に向かう大きな1本道を「神門通り」といいます。

出雲大社の参拝にきたならと神門通りに親しみのある方も多くいます。

出雲の名物”出雲そば”や”出雲ぜんざい”なども多くあり、食事処やカフェ、縁結びグッズや”アクセサリーのお店”などのお土産屋さんが立ち並ぶ賑やかな通りです。

手作りのお箸が並んでいる「手作り箸工房」のお店などもあり、見てみるとかわいい物も多くありました。

このお店では愛犬をバックに入れた状態でいれば入店可能でしたので愛犬と一緒にゆっくり見れてとてもありがたいお店でした。

お気に入りのお箸を家族みんなで新年に向けて購入しました。

出雲そば

出雲にきたなら「出雲そば」です。

出雲そばは黒っぽくて香りが高いのが特徴です。

茹でたてのそばをいただける「釜揚げそば」や三段重ねの朱塗りの器にそばを盛りそばつゆを注いで食べる「割子そば」があります。

この神門通りにも出雲そばのお店が数多くあります。

どのお店にしようかと悩むくらいありますのでそれも楽しみのひとつです。

愛犬連れの方はテラス席ですと出雲そばが食べられるお店が出雲大社近くにあります。

初詣年末年始の年越し出雲大社でする方は大晦日の「年越しそば出雲そばで!」という贅沢な年越しもできます。

大晦日は出雲そばのお店も遅くまで開いているところがありますので年越しそばをゆっくりと食べられます。

年越しそばの縁起かつぎとは
おそばのように細く長く過ごせる長生き。
おそばは切れやすいため今年の不運を切り新しい年を幸運で迎える。
蕎麦は天候が悪くても太陽に当たると元気になり強い事から無病息災であるように。
昔の金銀細工師は細かくなった金銀をそば粉で集めていたため金運が上がる
など多数の縁起かつぎの意味が年越しそばには込められています。

私たちも年越しそばを出雲そばでいただきました。

蕎麦の香りがしっかりと残り、コシもありのどごしも良くてあっさりとした夜食にもちょうどいいとてもおいしいおそばでした。

我が家の愛犬はご飯の間だけは車でお留守番です。ごめんなさい。<(_ _)>

出雲ぜんざい

出雲では出雲ぜんざいも出雲そばに並びとても有名です。

実は出雲がぜんざい発祥の地といわれています。

神の国、出雲の神在祭のときに「神在餅(じんざいもち)」が振る舞われていました。

その「じんざい」という言葉が出雲弁により「ずんざい」から「ぜんざい」となり広まっていったといわれています。

神門通りに出雲ぜんざいのお店も数多くあります。

お店によってさまざまなぜんざいがありますので悩みます。

ぜんざいが甘いことから”縁結びのぜんざい”などもあります。

参拝帰りの休息に温かいぜんざいはとてもおすすめです。

甘すぎずほどよい甘さに小豆が大きく塩気のある漬物とお茶がとても合います。

愛犬連れですと外のベンチで食べられるテイクアウトのぜんざいもありますので愛犬と一緒にぜんざいを食べながら休憩ができます。

一の鳥居

神門通りの入口、宇迦橋にある大鳥居が出雲大社の「一の鳥居」になります。

この鳥居は1915年に建てられました。

高さは出雲大社本殿の高さを超えないように23mに抑えられていますが、それでも建立当時は日本一の高さになりました。

宇迦橋の下には堀川が流れており、大鳥居近くには一畑電車「出雲大社前駅」があります。

神門通りをまっすぐに進んだ先に出雲大社「二の鳥居」別名「勢溜の鳥居(せいだまりのとりい)」があります。

勢溜の鳥居から一の鳥居は500m離れていますがこんなに大きく見えています。

出雲大社の参拝方法とは

まず最初に分かっておきたいことは出雲大社の参拝方法は他の神社とは少し違うことです。

一般的な参拝は二礼二拍手一礼ですが出雲大社では二礼四拍手一礼になります。

お賽銭を入れてから礼を2回、拍手を4回、最後に1礼です。

心の中で日頃の感謝の気持ちを伝えた後は必ず自分の住所と名前も伝えるといいそうですよ。

勢溜の鳥居(せいだまりのとりい)

神門通りのつきあたりが出雲大社の入口「勢溜の鳥居(せいだまりのとりい)」になります。

高さ8.8m横幅12mの大きな鳥居と横に大きな「出雲大社」と書かれた石碑が建っています。

江戸時代にはこの場所に芝居小屋などがあり人々が集まり、人が溜まる場所として「勢溜の鳥居」の名がついたといわれています。

この鳥居から出雲大社への参拝が始まります。

我が家の愛犬はここからは参拝の人も多いのでトイレマナーや小型犬は足元にいるため危険も多く不慮の事故などおきないようにバックに入れての参拝です。

中型犬の愛犬連れの方はリードでお散歩しながら参道の端の方を歩いていました。

神社、お寺などは神聖なる場所になるので愛犬連れでの参拝はトイレは済ませておきマナーベルトなどをつけるなどトイレマナーには気をつけましょう。
人が多い場所では犬の苦手な方もいるのでバッグやカートなどの利用をおすすめします。

大晦日の深夜には多くの参拝者で賑わっていました。

鳥居を入ってすぐの広場には屋台が多く立ち並んでいます。

広場にも多くの人がいます。

今も昔も人々が集う場所になっていますね。

祓社(はらえのやしろ)

参道を歩いて進んでいきます。

神社ではとても珍しい下り道の下り参道になっています。

右手に小さなお社があります。

この小さなお社は出雲大社の神前に至るまでに必ずお参りしなくてはいけない場所です。

祓社(はらえのやしろ) は心身の穢れを祓い清める神様「祓戸神(はらいどのかみ)」を祀っている祠になりますのでお参りの前にここで自分自身を清めます。

多くの人がお清めのために並んでいます。

松の参道

浄の池を過ぎると祓の橋があります。

浄の池のまわりを愛犬のお散歩をしている人もいました。

景色もいいので愛犬連れの方が気持ちよさそうにお散歩していました。

祓いの橋を渡ると三の鳥居があります。

三の鳥居を通ると日本の名松100選に選ばれた松並木があります。

樹齢400年という立派な松の木です。

参道は中央と両側の3つに分かれており、中央は神様の通る道とされていますので中央は歩くことはできません。

参拝に向かう方は右側の参道、帰りの方は左側の参道を通ります。

大晦日から元日にかけてのカウントダウン時はなんと中央の神様の道を通ることができます。
本殿への初詣の参拝客の混雑を避けるため、カウントダウン時はこの3つの参道を使って参拝に並びます。

年齢層の若い人も多いので大晦日のカウントダウンの声掛けもやっていました。

私たちも大晦日の深夜に並びましたが中央の道で並びました。

初詣の特権を感じました。

神社でのカウントダウンは初めてでしたが年齢層も幅広く新年へのカウントダウンの声掛けの一体感が新鮮で気持ちのいいものでした。

愛犬は驚いていましたが…。(笑)

御神像

参道の右手に御神像があります。

向かって右に主祭神・大国主命の「むすびの御神像」左に「御慈愛の御神像」があります。

「古事記」の話の中の大国主命の前に海の向こうから幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)が現れたシーンを再現したものです。

とても大きな像だったので写真におさめるのに結構遠くまで行かないと撮れませんでした。(笑)

手水舎

神前に向かう前に手を清めます。

手水舎は結びの御神像の向かい側、四の鳥居(銅の鳥居)の手前の左側にあります。

手水舎のマナー

手水舎ではまず柄杓を右手で持ちたっぷりと水を汲みます。

※1回の水を汲んだ量を使い切って両手を清めますので5回に分けて使えるよう少しづつ水を使いましょう。

5分の1の水を左手にかけます。

柄杓を左手に持ち替え、右手に5分の1の水をかけます。

再び柄杓を右手に持ち替え左手で口を5分の1の水で濡らし清めます。

5分の1の水で左手を清めます。

最後に柄杓をたてて残った水で柄杓の柄の部分を清めます。

柄杓をもとの位置に戻します。

四の鳥居

四の鳥居は銅の鳥居とも呼ばれています。

1,666年に毛利元就の子孫にあたる毛利網広が寄進したもので重要文化財になります。

目の前には拝殿が見えています。

一礼をしてくぐります。

拝殿

拝殿は1963年に建てられた戦後最大の木造の神社建築になります。

高さ12.9mでご祈祷や奉納行事はこの拝殿で行われています。

とても大きなしめ縄がすぐに目につきますがこのしめ縄は一般の神社とは左右逆になっています。

人の列に並び、二礼四拍手一礼で参拝します。

拝殿の中ではご祈祷が行われていました。

八足門

次は拝殿に向かって右側の道を進んでいきます。

拝殿の裏に八足門があります。

この八足門が御祭神1番近い門になりますので通常はここから御本殿を参拝します。

御本殿と八足門の間には楼門があります。

この楼門から御本殿を参拝することができる日があります。

お正月の五カ日だけです。

八足門から中は神聖なる地のため、愛犬は入れませんので入口で交代して見てあげましょう。

元旦の八足門での初詣

私も元旦に行きましたので八足門が解放されており楼門から御本殿に向かって参拝しました。

八足門をくぐると神聖なる領域のためカメラ撮影も禁止になっています。

お清めのお神酒が中で配られていました。

お神酒は神様にお供えすることで霊力が宿る神聖なお酒です。

その神様の霊力を体内に取り込む事で運気上昇や健康祈願などのご利益を期待され飲まれています 。

素焼きの盃でいただき、その素焼きの盃は持ち帰ります。

お神酒で体が温まり、八足門の中では笛や太鼓の音など奉納演奏されており、お正月の賑わいを感じられました。

出雲大社でより神様に近い場所で特別なお正月を過ごせました。

御本殿

八足門の中にある御本殿国宝になっており大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築です。

高さは24mあり、屋根の上には長さ7.9mの二組の千木が交差しています。

そして意外なことに御神体稲佐の浜がある西の方を向いていますので本殿正面からはなんと神様が横を向いた状態になっています。

十九社

八足門から右に向かって進んでいきます。

東十九社と西十九社があり八足門の左右にあります。

出雲大社には神在月の10月に全国の神様が集まります。

十九社はその際の神々のお宿となります。

御祭神は全国の神様、八百萬神(やおよろずのかみ)です。

10月の神在月に1度は来てみたくなります。

釜社(かまのやしろ)

十九社を通り過ぎると右手に釜社があります。

御祭神は宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)になります。

食物を司る神様でお稲荷さんとしても信仰されています。

素鵞社(そがのやしろ)

釜社からまっすぐ歩いて御本殿に沿って左に曲がって歩いて行きます。

御本殿の裏に素鵞社があります。

御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)になります。

ヤマタノオロチ退治でも有名な神様であり、大国主大神の父神になりますので御本殿後方の1番高い場所に祀られています。

出雲大社の隠れた1番のパワースポット

出雲大社の中で実は隠れたパワースポットとしても知られる場所になっています。

素鵞社を参拝してから右側にまわって歩いて行くとお社の下になんとが置いてあります。

この砂は出雲大社のお清めの砂になり持ち帰ることができます。が、ただ持ち帰るだけではダメなのです。

自分の足で出雲大社から約800m離れた場所にある「稲佐の浜」で砂を採取し、その砂を持ってこの素鵞社を参拝します。

参拝を終えると、このお社の下に木箱が2つ並んでいるので持ってきた砂をここに置かれた砂と交換することでお清めの砂を持ち帰ることができます。

持ち帰りの砂は稲佐の浜から持ってきた砂よりも少ない量の砂を持ち帰りましょう。

お清めの砂は邪気を祓い幸福を招くといわれています。

盛り塩のように家の周りに置くなど様々なお清め方法ができます。

まだまだパワースポットはあり、このお社の後ろにまわると八雲山があります。

その「八雲山」は出雲大社すべてが見下ろせる山になっており神々の聖域のエリアとなっています。

神の宿る山として入山が許されない山になっていますので素鵞社の真後ろの大きな岩が「八雲山」に唯一、触れられる場所(山肌=岩)となっています。

この大きな岩には強大なパワーがあるので手をあててパワーを授かることができます。

出雲大社で1番の隠れたパワースポットになります。

私もパワーを授かりました。

とても神秘的で冷たく感じない不思議な感じがしました。

御神座正面での参拝

素鵞社を過ぎ御本殿に沿って左に歩いて行きます。

左側に御本殿の中の大神様と向かい合う場所にて参拝できるようになっています。

大神様の正面から再度心をこめて2礼4拍手1礼にて参拝します。

神楽殿

正面からの参拝を終えると十九社の前を通り過ぎると右に曲がります。

門があり「神楽殿」と案内板があります。

堀川が流れる上の橋を渡って歩いて行きます。

小さな橋ですが石造りのしっかりとした風流ある橋になっています。

神楽殿」が見えて来ました。

神楽殿は1981年に建てられ、結婚式や祭典、祈願などが行われています。

この神楽殿の見どころはなんといっても超巨大なしめ縄です。

このしめ縄日本最大級になっており長さ13.6m、重さ5.2トンあります。

大きすぎて邪気が寄ってこれない気がしますよね。

本当に圧巻されます。

出雲大社の1番の人気撮影スポットとしても有名な場所です。

ここは我が家の愛犬もバックの中からしめ縄と記念撮影しました。

渋い顔してますね。(笑)

御守所

神楽殿から出雲大社の拝殿の方向に戻っていきます。

御守所がありいろいろな種類のお守りなど数多くあります。

縁結びの神様として有名なので縁結びのお守りはもちろんありますが「縁結糸」「縁結ストラップ」「縁結箸」など気になるものも多くありました。

しあわせの鈴などもありました。

私はお正月でしたので「破魔矢」と定番の「縁結お守り」を購入しました。

愛犬とともにいい1年になるといいな。

神馬神牛像

御守所から四の鳥居(銅の鳥居)に向かうと右手に「神馬神牛像」があります。

神馬をなでると子宝や安産に恵まれ、神牛をなでると学力向上が期待できるといわれています。

なでるといいことあるのかな?!と思ってとりあえずなでている人も多くいました。(笑)

因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)

四の鳥居をくぐり、帰り道となる参道の右側を歩いていると因幡のしろうさぎの像があちらこちらにかわいく置いてあります。

「因幡のしろうさぎ」という神話が出雲大社では息づいています。

神話では大国主命が因幡のしろうさぎを助け、因幡のしろうさぎが大国主命に「あなたは八上比売と結ばれるよ」と予言し、それが現実になったといわれています。

一説では因幡のしろうさぎは実は「神の力を宿したうさぎだった」ともいわれています。

因幡のしろうさぎと出雲大社は縁結びとしてもつながりが深いことが理解できますね。

とってもかわいいうさぎの像が並んでいると心もなごやかになります。

参拝の人々もうさぎと記念撮影している姿が多く見られました。

終わりに

日本一の縁結びの聖地、出雲大社は本当にパワースポットとしても申し分のない場所でした。

神門通りにもいろいろな楽しみがあり、境内の参道の両脇にある東神苑、西神苑では愛犬とお散歩も楽しめます。

境内も愛犬と一緒に参拝でき、いいご縁に恵まれて愛犬と一緒にいい1年が過ごせる気がします。

愛犬と一緒に出雲大社へのお参りの参考になれれば幸いです。