大阪の大きな観光スポットとして有名な大阪城公園を愛犬と一緒にご紹介します。
大阪城公園
大阪の都会のオアシスと言えば「大阪城公園」。
歴史ある景色と緑に囲まれた総面積105.6haの広大な都市公園を愛犬と一緒にお散歩を楽しめます。
愛犬連れでない方も必見です!!!
大阪城天守閣など歴史建造物もあり桜を楽しめる西の丸庭園や梅林など四季折々の花を楽しめます。
大阪城音楽堂や大阪城ホールなどイベント開催も多く弓道場、修道館などスポーツ施設もあります。
交通アクセス
電車
大阪メトロ
谷町線 谷町4丁目駅1-B番出口 天満橋駅3番出口 | |
中央線 谷町4丁目駅9番出口 森ノ宮1番出口、3-B番出口 | |
長堀鶴見緑地線 森ノ宮駅3-B番出口 大阪ビジネスパーク駅1番出口 |
JR
大阪環状線 森ノ宮駅 大阪城公園前 | |
東西線 大阪城北詰駅 |
京阪電車
京阪電車 天満橋駅 |
駐車場
大阪城公園駅前
普通車 171台
基本料金 8:00~22:00ー1時間350円
夜間料金 22:00~8:00ー1時間150円
森ノ宮
普通車 100台
基本料金 8:00~22:00ー1時間350円
夜間料金 22:00~8:00ー1時間150円
大阪城音楽堂
緑豊かな公園内に約3000人収容可能な野外音楽堂があります。
ライブやコンサートなどイベント開催で多くの人がにぎわう施設です。
音楽堂近くには噴水がありゆっくりできる広場になっています。
市民の森
市民の森は戦時中に焼けた砲兵工廠(軍事工場)あとになります。
1952年から整地作業が始められ1964年の緑化100年宣言から5年後の1969年に森林公園になりました。
ジョギングやウォーキングに愛犬のお散歩など自然を満喫できる景色です。
季節を感じながらお散歩できるコースです。
市民の森に続くように記念樹の森があり太陽の広場へと続いています。
太陽の広場ではイベントの開催やライブにコンサートなどさまざまなイベントが開催されます。
野球場も隣接しておりグラウンドの広さはしておりグラウンドの広さは11,657平方メートルあります。
大阪城ホール
大阪城公園内で天守閣から北東約500mの位置にある最大16000人収容できる多目的アリーナです。
1983年の大阪築城400年を記念して作られた西日本最大規模のホールになります。
館内レストランもあり景観を楽しみながら食事ができます。
コンサートやスポーツ、展示会や式典などのイベントが開催されます。
人気のあるアーティストなどのコンサートの時は長蛇の列が並んでいますのでとても驚きます。
ジョー・テラス・オオサカ
大阪城ホールの近くにあるジョー・テラス・オオサカは緑の城下町をイメージした公園に訪れる人の憩いの場所です。
レストランやカフェ、ショップなど多くうれしいことにペット同伴で入れるお店もあります。
ペット同伴可能なお店
- スペシャリティコーヒーストア|スターバックスコーヒー
テラス席 同伴可 - 喫茶|駅前パーラー
テラス席 同伴可 - イタリアン|Italian Dining NATURA
テラス席 同伴可 - たこ焼き|たこ焼き道楽わなか
外のテーブル席 同伴可 - クレープ|神戸バタークレープ専門店ヒステリックジャム
店頭のベンチ 同伴可
愛犬とひとときの休息にありがたいお店です。
青屋門
大阪城出入口の4つの門の1つになる青屋門です。
駅から近い門なので人通りも多くなっています。
復元された門になりますので重要文化財にはなりませんがとても立派な門です。
ロードトレイン・エレクトリックカー
大阪城公園内の便利な移動バスになります。
長い距離の移動が大変なお年寄りや子供連れの方などとてもありがたい乗り物です。
定休日 毎月第1木曜日(祝日の場合は翌日)
ロードトレイン
営業時間 9:30~17:00 約20分間隔の運行
コース 森ノ宮=ジョー・テラス・オオサカインフォメーション前=駐車場前=極楽橋=豊國神社前
乗車料金
大人(中学生~65歳未満) 1回券300円| 2回券500円 | |||
子供(4歳~小学生以下) 1回券200円|2回券300円 | |||
高齢者(65歳以上) 1回券100円|2回券200円 | |||
障がい者 (障がい者手帳など提示・介護者1名) 乗車券100円 |
エレクトリックカー
ロードトレインとは違いコンパクトな移動バスになります。
営業時間 9:00~17:00 約10分間隔の運行
コース 豊國神社=桜門=大手前=馬場町
乗車料金
大人(中学生~65歳未満) 1回券200円 | |
子供(4歳以上~小学生以下) 1回券100円 | |
高齢者(65歳以上) 1回券100円 | |
障がい者(障害手帳など提示・介護者1名) 1回券100円 |
ロードトレイン・エレクトリックカーのどちらも天候や気温の状況やイベント開催時には時間を変更する場合があります。
公園内の混雑時などには運行を中止する場合があります。その場合は各駅に表示されます。
こま犬
西の丸北門の北仕切門前に1対のこま犬があります。
北門前を守るかのような場所にこま犬がたっています。
このこま犬は中国・明(ミン)時代の文化遺産になります。
高さ3m重さ2.9トンある立派なこま犬です。
北仕切門跡
西の丸北側に立派な北仕切門があります。
徳川幕府によって大阪城二の丸には各区画を仕切る石組が5か所ある門を仕切り門と言います。
西の丸から北に通じる門を北仕切門といい城内に勤務する武士たちの通行を監視していました。
明治維新の火災によって門が失われ昭和38年に現在の門が再建されたが外観や構造は江戸時代とは異なります。
内堀
天守閣を囲むように内堀があります。
内堀の風景はとても幻想的できれいな景観です。
愛犬はどこか遠くを眺めています。
本丸を取り囲む塀になっており南側を空掘とするほかは水堀となっています。
寛永元年(1624年)の徳川幕府による大坂城再築第2工事に豊臣時代の本丸に盛土をほどこし石垣が築造されました。
総延長は約2.7キロメートル、東側石垣の高さは水面から約24メートルに達する高さです。
内堀を歩いていると天守閣に向かう橋、極楽橋が見えてきます。
極楽橋
天守閣と内堀に極楽橋の風景がこれぞ大阪城というロマンを感じます。
愛犬も感じてくれるのでしょうか…(笑)
山里丸と二の丸を結ぶ橋になり豊臣秀吉が天正11年(1583年)に建造を開始した大坂城でこの付近に架けられた橋を極楽橋と呼びます。
大坂夏の陣による落城後に徳川幕府が再建した時も橋は架けなおされ江戸時代には幅約8メートルの木造でしたが慶応4年(1868年)の明治維新の大火によって焼け落ちました。
97年後の昭和40年(1965年)に再架橋された現在の極楽橋は長さ約54メートル、幅約5.4メートルで橋脚、主桁を鉄筋コンクリート造りで上部は歴史的景観に配慮し伝統的な宝珠高欄(ぎぼしこうらん)という装飾が橋の柱の上に設けられました。
「極楽」とは仏教で安楽の世界を指すことから戦国時代この世にあった浄土真宗本山、大坂(石山)本願寺以来の名称ではないかと考えられています。
極楽橋を渡ると山里丸に入ります。
山里丸
山里丸は石垣が多く見られ石に囲まれた庭のような風景です。
天守閣から一段下がったこの辺り一面を山里丸と言います。
豊臣時代には山里の風景に近い松林や桜に藤など木々があり豊臣秀吉やその家族が茶会や花見を楽しむくつろぎの場所で多くの茶室も建っていました。
今ではベンチが置かれてありゆっくり休憩できる場所になっています。
山里丸の石垣には戦時中の空襲による爪痕もあり機関銃による細かな穴も多く確認できます。
歴史を感じさせられる石垣で知る人ぞ知るばしょです。
大阪城公園に来てみた際にはぜひ見てください。
愛犬はいくつもの石段を頑張って上がっていますが少し高さが高い石段もあるので小さな愛犬は抱っこが必要な場所もあります。
秀頼・淀殿ら自刃の地
きれいな山里丸の一画に石碑が建っています。
天守閣ふもとの少し分かりにくい位置にあります。
大坂夏の陣(1615年)では徳川軍に追い詰められた豊臣秀頼とその母淀殿が山里丸にあった櫓(やぐら)にひそみ自害したと伝えられています。
現在の山里丸の一画に大阪市により平成9年(1997年)記念碑が建てられました。
お花見がてら愛犬とベンチで休憩している横にひっそりと記念碑があり手を合わせている人も多くみられました。
ここにも貴重な歴史の足跡がありました。
大阪城公園は奥深い公園です。
大阪城天守閣
大阪城の顔である天守閣の近くまできました。
高台にある天守閣付近からの眺めはとても美しくゆっくりとした時間を感じられます。
大阪城天守閣の歴史
かつては石山本願寺でありましたが本願寺が退去した後、織田信長が城を築く予定でしたが「本能寺の変」にて信長の亡き後、豊臣秀吉が本願寺跡地を手に入れました。
豊臣秀吉は全国統一の本拠地を大阪と決め天正11年(1583年)に大阪城の建築に着手しました。
約15年かけた規模の大きさは現在の4,5倍の広大なものになり本丸中央には金色に輝く天守閣がそびえたっていました。
元和元年の大阪夏の陣(1615年)で豊臣家滅亡とともに天守閣はすべて焼失してしまいました。
江戸時代に入り徳川幕府が大阪城再建に乗り出しました。
10年の歳月と幕府の威信をかけて再建された大阪城は全域にわたる大規模な盛土と石垣の積み上げに塀の掘り下げが行われ天守閣の高さも15メートル高くなるなど豊臣秀吉が建築したものとは全く違う天守閣になりました。
この天守閣も寛文5年(1665年)落雷により焼失してしまいました。
長期間にわたり再建されずその他の建物も大手門や多聞櫓などの一部を残して明治維新(1886年)にて焼失してしまいました。
昭和6年(1931年)当時の市長の提案と市民の募金により天守閣の再建が行われましたが戦時中の空襲によりいくつかの建物は焼失し天守閣もおおきく破損してしまいました。
戦後の公園化で昭和33年~昭和41年にかけて櫓(やぐら)や蔵など修復、平成9年に行われた「平成の大改修」により今の姿の天守閣になりました。
大阪城天守閣には入館できます。(ペット入館不可)
地上55メートルある天守閣は5層8階になっており最上階の8階には展望台があり地上50メートルからの大阪城公園や大阪平野を一望できます。
7階ではジオラマやパネルで大阪城を築き上げ天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の生涯を見られます。
ジオラマのミニチュア模型の中を小さな秀吉が動くかわいい展示で楽しめます。
5階は「大阪夏の陣」の様子を描いた「大坂夏の陣図屏風」も紹介されています。
4階、3階では豊臣秀吉ゆかりの品々や大阪城にまつわる資料など展示しています。
大阪ならではのお土産店もあり天守閣内は歴史を感じられ楽しめます。
天守閣入館料
大人(高校生以上)600円 WEBチケット購入可
営業時間
9:00~17:00(最終入場16:30)
本丸
本丸内には天守閣を中心に元紀州御殿の回遊式日本庭園があり刻印式広場や金蔵、金明水井戸屋形に桜門など重要文化財や博物館があり大阪城のさまざまな歴史が見られる場所です。
ベンチでの休憩スペースも多くあり自動販売機もありますので愛犬と景色を眺めての休憩が可能な広場です。
日本庭園
昭和6年の天守閣復元で大阪市の手により整備された純日本式庭園です。
中央の池は約300坪の面積になり築山もありますのでとても立派な庭園になります。
池の南側からは天守閣の眺めを配慮して作られているので絶好の撮影スポットになります。
これぞ回遊式日本庭園の景色に落ち着ける場所です。
愛犬も横を向いていましたが記念撮影です。(笑)
金蔵
きんぞうと呼ばれる蔵は江戸時代では幕府の金貨や銀貨を保管した建物になります。
重要文化財になります。
腰壁にはモノトーンな生子壁になっており大阪城天守閣の近くにあります。
金明水井戸屋形
大阪城小天守台にある屋根がついている井戸が金明水井戸屋形です。
天守閣の入館料が必要になり入場して天守閣に入るまでの間にあります。
こちらも重要文化財になっています。
ミライザ大阪城
築86年のレトロな洋館の素敵な歴史的建造物になります。
旧第四師団司令部庁舎(元大阪市立博物館)でショップやフレンチ料理、イタリアンレストランなど歴史を感じながら楽しめるスポットになります。
四季折々の季節感を大事にされているようで七夕には笹と短冊で入口が賑わっていました。
天守閣がすぐそばにあり結婚式もできるようで本丸内では白無垢の花嫁さんや色打掛、ウェディングドレスの花嫁さんなどさまざまな場所で写真撮影しているので微笑ましく見られます。
外観も目を引くような建物ですが館内もとても雰囲気がよく照明や手すりなど当時のままの造りになっています。
ペット入館も一部可能で歴史ある建物の内部は素敵な時間を楽しめます。
ペットが入館できるのは1階のみの飲食店以外になります。
バックかキャリーでの入館になり、タリーズコーヒー近くの休憩所はペットとの休憩可能です。
桜門
本丸の正門になるのが桜門です。
徳川幕府により寛永3年(1626年)に創建された桜門は慶応4年(1868年)の明治維新によって焼失しました。
明治20年(1887年)に陸軍によって再建されましたが戦後、台風の被害を受けて倒壊してしまいました。
そして昭和44年(1969年)に復元されました。
「桜門」の名称は豊臣秀吉が大阪城の当時の二の丸に桜の馬場があり門付近に桜並木があったことから命名されました。
門の両脇に見える巨石は「龍虎石」と呼ばれおり江戸時代には雨が降ると右に龍の姿、左に虎の姿が現れるといわれています。
雨の日にみてみたくなりますね。
桜門枡形の巨石
徳川幕府時代の大阪城再建の際に桜門内側に本丸の正面入り口を守るため石垣で四角に囲まれた枡形と呼ばれる区画がありました。
石材は備前産の花崗岩(かこうがん)になり正面の石は蛸石(たこいし)と呼ばれる城内1の巨石で表面積およそ59.43平方メートル、重量は108トンと推定されています。
向かって左側の巨石は振袖石(ふりそでいし)と呼ばれ表面積およそ53.85平方メートル城内3の巨石です。
巨石に囲まれて圧倒される感じです。
写真に収めるのも大きすぎて結構大変でした。
みればみるほどこの巨石の数々をどうやって運んだのか?など想像がふくらんでしまいます。
豊国神社
桜門の向かいに豊國神社があります。
豊臣秀吉、秀吉の子の秀頼、秀吉の弟委長を祀る神社です。
慶長3年(1598年)秀吉の亡き後「豊國大明神」となり京都をはじめ各地に豊國社が建てられましたが豊臣家滅亡とともに姿を消しました。
明治維新で慶応4年(1868年)に大阪に行幸した明治天皇が再興を命じ創建されました。
農民から天下を取った秀吉公にあやかり出世開運の神様として有名です。
出世祈願の会社員や経営がうまくいくようにとの願いで開運など人気あるパワースポットです。
御朱印も有名で多くの人が御朱印をもらっていました。
鳥居前には立派な豊臣秀吉像が建てられています。
高さ5.2メートルあり大阪城公園になくてはならない存在であり出世の鏡と言える豊臣秀吉公です。
境内には秀吉が最後に花見をしたと言われる「醍醐の花見」のしだれ桜のDNAを継承して植えられた小さな桜があります。
秀吉の愛した桜はまだ小さい桜の木ですがりっぱな桜になるのが楽しみです。
西の丸庭園
西の丸庭園と言えば桜が有名な場所になり入場料が必要です。
西の丸庭園へのペットの入場は不可です。
天守閣の西に広さ約6.5haの西の丸庭園は約半分が芝生に覆われ桜の名所になります。
ソメイヨシノを中心に約300本の桜が植えられ毎年お花見の時期は多くの人で賑わいます。
桜のお花見シーズンは夜桜を楽しむ事ができ違った雰囲気も楽しむ事ができます。
利用時間利用時間
9:00~17:00(3月~10月)
9:00~16:30(11月~2月)
入園は閉園の30分前までです。
定休日
月曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)
入場料
大人200円
中学生以下、大阪市内在住の65歳以上(証明書提示)、障がい者手帳をお持ちの方は無料です。
雁木坂
本丸を取り囲む二の丸は北が低くなっており内堀の東にあたるこの通路は南から北にかけて急な下り坂になっています。
江戸時代は長い石段だったことから雁木坂と呼ばれており坂を登りきった場所には雁木坂門がありました。
明治維新以後の陸軍管轄時代にはダラダラ坂とも呼ばれていました。
昔に比べると少しゆるやかにはなったようですが歩き続けた後のこの坂はなかなか疲れます。(笑)
梅林
雁木坂に沿うように見えるのが梅林です。
約1.7haの広さに約1270本の梅が植えられています。
100品種の梅を楽しむ事ができます。
梅の時期には色とりどりの梅が可愛らしく咲き乱れています。
散策を終えて
大阪城公園は広さもあり奥深いさまざまな歴史を感じられる貴重な公園です。
愛犬を連れておでかけするにもとても新鮮な場所で休憩できる場所もおおく愛犬にやさしい公園です。
愛犬家さんも多く犬の社会化勉強にもなります。
ゆっくり時間をかけておでかけできる大都市公園は自分自身と愛犬の健康にいいお散歩になりました。
皆さんの散策の参考になれれば幸いです。