奈良県吉野郡吉野町吉野山にある「吉水神社」はとても美しい場所にあり、四季折々の景色が楽しめる絶景スポットでもあります。
愛犬と一緒にゆっくりした時間の散策が満喫できます。
今回は愛犬が三歳になったので凛々しいはかま姿で七五三のご祈祷に行ってまいりました!!
どうぞご覧ください!!
神社参拝時の注意
愛犬と神社にお参りする場合は必ずリードをしましょう。
境内は神様の聖域になりますのでマーキングなどしないように注意しましょう。
マーキングが不安な場合はマナーベルトやキャリーバックやカートなどでの参拝をおすすめします。
なかには犬の苦手な方もいますので他の参拝者への配慮も忘れずにお願いします。
吉水神社
吉水神社は重要文化財、世界遺産、日本最古の書院のある神社になります。
1300年以上昔、天武天皇時代に霊山として知られる吉野山は多くの修行憎が訪れる修験道となっていた場所になっており、修験憎の1人が「吉水院」を創建し、後の「吉水神社」となったそうです。
歴史上の人物ともゆかりがある神社となっており、あの源義経と静御前が最後まで過ごされた居間が現在でも大切に残されています。
そして戦国時代の有名な歴史人物ではあの豊臣秀吉が総勢5000人を引き連れて「大花見」が行われた場所になっており、桜といえば有名な「一目千本」の絶景花見場所がこの吉水神社になっています。
駐車場
吉水神社境内の一目千本の場所にご祈祷の方専用の吉水神社専用駐車場があります。
3台ほどしか停められません上、かなり道が細く人の歩く階段を上がらなければいけない場所になります。
運転に自信のある方は行けると思いますがあまりおすすめはできません。
ちなみにお花見の時期は通行規制のため車は進入禁止になります。
吉水神社にきたついでに吉野を観光しようと思われる方は有料駐車場になりますが吉野山観光駐車場がありますのでそちらの方が広い駐車スペースですので愛犬とお散歩しながら吉水神社に向かうことをおすすめします。
吉野山中千本駐車場
吉野山下千本駐車場
参道
吉水神社の参道には立派な狛犬が立っています。
歴史を感じる石碑の横ののぼり旗には「桜の名所」と書かれています。
お花見の時期は圧巻されるほどの絶景ですが秋の紅葉もとても美しい場所になります。
境内に入る門の手前には「五大尊金生大明神」が祀られています。
金運招来の神様になります。
愛犬と手を合わせて参ります。
手水舎
門をくぐると左側に手水舎があります。
参拝には必ず手水舎で清めてから参拝しましょう。
手水舎の心得
柄杓に水をたっぷり汲みます。
左手を清めてから右手を清め、最後に左手で口を濡らす程度に清めます。
最後は柄杓をたてて手で持っている柄杓の柄の部分を清めます。
この工程を柄杓1杯の水でできるようにしましょう。
吉水院庭園(名勝)
この庭園は豊臣秀吉が設計したと伝えられています。
桃山様式の日本庭園になっており海や山をイメージしており島のイメージには仙人が住む島を表しているようです。
縁起のいい鶴と亀も表されており長寿を授かると考えられた庭園になっています。
見れば深い意味のある庭園だと思いながらも心癒される庭園ですね。
本殿
本殿に参拝します。
この吉水神社の参拝作法はまた少し違った作法です。
参拝作法 二礼 十七拍手 一礼
十七拍手は最初の神様「天之御中主神」から最後の神様「伊邪那岐神・伊邪那美神」が現れるまでを表す拍手だそうです。
17拍手はさすがに心で数えないと分からなくなってしまいます。(笑)
他の参拝者も必死で数えていました。(たまに分からなくなって困っている人もいましたよ)
愛犬のご祈祷(七五三も)
吉水神社は昔、後醍醐天皇が柴犬を連れて吉野山まで逃げてきたことから犬とのゆかりがある神社といわれています。
そして吉水神社の宮司さんが犬好きともあり、愛犬のご祈祷をしていただけます。
ペットのご祈祷は健康長寿、病気平癒、そして七五三も!!!
吉水神社のペットのご祈祷は事前予約にて受け付けてもらえます。
初穂料
1頭ー5,000円
2頭ー8,000円
3頭ー10,000円
我が家は2頭のトイプーちゃんと家族ともども立派なご祈祷をしていただきました。
飼い主と一緒に記念撮影もしていただけるとても優しい宮司さんです。
我が家は飼い主が恥ずかしがり屋のため、愛犬のみの記念撮影です。(笑)
七五三シーズンの11月はたいへん混雑しますので合同のご祈祷の場合もあるようです。
なるべく早めの事前予約がおすすめですね。
お守り・絵馬・おみくじ
愛犬に嬉しいお守りもたくさんあります。
健康・交通安全のお守りや絵馬、なんと犬おみくじもあります。
我が家の愛犬にお守りを購入!
そして絵馬には「いつまでも健康で!」の祈願をこめて。
犬のおみくじにも挑戦しました。
なんと大吉犬!
健康は申し分なし。勉学は吸収の時。冒険は海外旅行。は無理かな。(笑)
書院(世界遺産)
吉水神社にある世界遺産に指定されている書院は授与所の裏側にあり、横に入口があります。
拝観料-大人600円・中高生400円・小学生300円
愛犬も抱っこ、もしくはバックに入れていれば入館できます。
日本最古の書院の中には歴史的有名人物で皆が知っているような人々の様々な品が展示されています。
源義経と静御前の過ごした場所や弁慶思案の間、そして義経の胴衣の展示など歴史のタイムスリップが味わえるような異空間の時間が楽しめます。
意外なところですと「一休さん」でおなじみの一休和尚、水戸黄門の家来の書状なども展示されており老若男女問わず楽しんで見る事ができます。
豊臣秀吉の湯釜なども展示されていました。
書院の中は想像以上に良かったです。ぜひご自分の目で楽しむことをおすすめします!!
書院からは美しい庭園も見られますので最後に落ち着いた時間を堪能できます。
時代が変わっても昔の人と同じ景色が見れているのかな?て思ってしまいました。
北闕門(ほっけつもん)
北闕門は邪気祓いの場所になります。
なかなか本格的な邪気祓いになり、作法があります。
邪気祓いの作法
北闕門の手前で腰から15度倒しますが頭は下げません。
少し進んで次は腰から45度倒してまた頭は下げない礼をします。
次は九字切りをします。
説明がこれもなかなか難しいので画像にて分かりやすく書いてあります。
テレビでよく見る二本の指を握る九字切りの手のスタイルです。
大きな声で「りん・びょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん」といいながら九字切りを行います。
最後に「えい!!!」の掛け声と同時に斜めに切ります。
テレビでおなじみの姿ですね。
大きな声ですればするほど邪気退散できるようですので頑張って邪気祓いをしてみましょう!
一目千本
ここからの場所が桜の時期に一目で千本見られると伝えられるお花見スポットです。
ここからは中千本と上千本の桜が一度に見渡せる場所になります。
名勝「一目千本」は別名「一目十年」ともいわれており、この景色を見る事ができると10年長く生きられるといわれ長寿の御利益があると伝えられています。
桜の時期ではありませんでしたが紅葉シーズンもとてもきれいでした。
愛犬と長寿のご利益を願って桜の時期もおすすめです。
吉野山を少し散策してみた
吉水神社から下千本の方に吉野山を歩いていると吉野の雰囲気を味わえるお店が並んでいました。
「門前名物うまみや」があり、ペット可か尋ねてみるとテラス席はOKといわれたので休憩がてら入り、季節のスイーツカフェを楽しみました。
とても美味しかったのとお店の人がとても優しかったのでいい休息ができました。
終わりに
とてもいいご祈祷をしてもらえたうえに景色も楽しめたので愛犬との楽しい時間を過ごせました。
愛犬の健康と長寿を願う飼い主にとってありがたいものでした。
人間にも七五三があるように愛犬にも七五三があることをとても嬉しく思います。
みなさんの愛犬ライフの参考になれれば幸いです。