京都南丹市南西部にある標高500メートルのるり渓自然公園は自然の清流が見せる壮大な景色が有名な観光スポットで多くの人々が訪れる場所になります。
大自然を愛犬と一緒にお散歩&川遊びを楽しめる場所でもあります。
るり渓自然公園
るり渓は高原の斜面を流れる園部川、長さ4メートルの渓谷になります。
清流にはさまざまな岩や滝など見どころ満載の自然豊かな場所です。
「るり渓十二勝」と名付けられたスポットもあり特別天然記念物「オオサンショウウオ」も生息しています。
渓谷の主要部は昭和7年に名勝に指定されています。
駐車場
無料の駐車場が下流側と上流側にあります。
下流側 | |||
るり渓駐車場(観光バス可) 無料 | |||
琉雅亭・るり渓観光農園駐車場 500円 |
下流側の無料駐車場の横にトイレがあります。
無料駐車場が満車の場合は道路向かいの龍雅亭・るり渓観光農園駐車場にて有料で駐車できます。
上流側 |
るり渓駐車場 無料 |
上流側の無料駐車場は小規模の駐車場になっており数台しかスペースはありませんがトイレはすぐ近くにあります。
るり渓遊歩道
るり渓遊歩道は川沿いの散策を楽しめる絶好の歩道です。
下流側の駐車場からの散策と上流側の駐車場からの散策が選べます。
上流側からのお散歩
上流側からは長い階段を使って降りていくので結構大変でしたが帰りの階段を上がることの方が大変だと思います。(笑)
下流側は遊歩道まで道路を歩いて行くのですが距離が少し長いです。
車が横を通っていくので愛犬連れですと車に気を付けながら歩いて行かないといけません。
どちらもデメリットはありますが上流側は駐車場の規模が小さいので下流側の駐車場へ止めてお散歩がおすすめです。
下流側からのお散歩
お散歩は下流側をご紹介します。
駐車場から園部能勢線の国道を上流に向かって歩いて行きます。
車線が狭い道もあるので車が真横を通っていきますので愛犬は車道側を歩かせないようにしましょう。
国道を歩いて行くと川側に向かって階段があります。
鳴瀑
下りていくと「鳴瀑(めいばく)」と呼ばれる滝がさっそくお目見えです。
るり渓の1番有名な名勝地になります。
滝の裏が空洞になっており音がするので鳴瀑と呼ばれ「日本の音風景100選」にも選ばれています。
滝の見える場所に雰囲気ある休憩所もありゆっくりと眺めることができます。
ここから遊歩道があるかと思いますが違います!
どこをみても遊歩道は見当たらないのでまた車道を歩いて行きます。
狭い車道の横を川がずっと流れていますので道なりに進んでいきます。
しばらく歩いて行くとやっと遊歩道の看板がありました!
分かれ道があり左側の道の下る方の道を進んでいきます。
るり渓について書いた看板もあります。
るり渓12勝
徳川時代には園部藩主などよく探勝していましたが一時途絶えていました。
昭和38年に船井郡長三宅武彦氏が西本梅村植生小学校長竹内源太郎氏とここに訪れその美しさにうたれ改めて「るり渓」を命名しました。
それから有名になり多くの知名氏が訪れ12勝を命名しました。
るり渓自然公園の遊歩道にやっと辿り着きました。
「名勝瑠璃渓」と書かれている石碑があります。
古い旧家の横の道を進んでいきます。
かわいい休憩場所もありますので少し休憩をはさみながら歩くことができるので楽に感じます。
大きな石がところどころにあり自然の中のお散歩感が漂う道を進んでいきます。
石段の階段などもあり急な角度の階段や細い道に細く渡れる橋などちょっとしたアスレチックのようです。
足を踏み外して横に落ちたりすると危険ですので注意して歩いていきましょう。
愛犬はなぜかご機嫌で歩いていきます。
家の近所ではなかなか歩かない犬ですが自然豊かな場所ではよく歩きます。(笑)
細い石の橋は楽しそうなのでとりあえず渡ってみました。
川の流れがゆるやかで浅くて歩きやすい場所がありましたので川辺に下りていきます。
川遊び
ところどころに愛犬の川遊びを安心して出来そうな場所があります。
流れの早い場所もあるので愛犬に合った場所を選んだ方がいいです。
我が家の愛犬にはぴったりの川遊びポイントを見つけました。
ゆるやかな流れで石が少なく浅瀬の場所です。
長い距離を歩いてきたので愛犬もうれしそうに水の中に入りました…がすぐ大きな石の陸地を見つけて登って休憩です。
水で体も少し冷えたのか石の上でしばしの休憩です。
私自身も愛犬と一緒に川に入りましたがすごく冷たい水温ではないので愛犬もスムーズに水に入れたみたいです。
ちょっとした休憩をはさみながら歩けるので長い時間をかけたいい運動になります。
しばしの休息を終え再びお散歩開始です。
螮蝀泉(たいとうせん)
滝の水しぶきにより美しい虹ができるという「螮蝀泉(たいとうせん)」と言われる瑠璃渓12勝の1つです。
分かりやすい看板がありますので楽しく見ながら散策できます。
画像では分かりにくいのですが水流があり日差しがある日だときれいな虹が見られそうです。
まだまだアスレチック並みの道は続きます。
川沿いなのでとても涼しく歩けるので暑い日でも心地のいいお散歩ができます。
小型犬では登れない石段もありますのでそこは抱っこで歩いていきます。
景色のいい場所ではとりあえず休憩です。(笑)
双龍淵(そうりゅうえん)
中間地点のトイレがある休憩場所に着きました。
この休憩所&トイレはみどりの橋を渡った場所にあります。
橋からきれいな滝が見えています。
雄雌の龍が水中を泳いでいる深い淵という意味で別名「なたふち」とも呼ばれ、白いウナギがナタを吸い込んだという伝説もある、るり渓12勝の1つ「双龍淵(そうりゅうえん)」です。
橋から見る滝と休憩所からゆっくり見る滝の両方が楽しめます。
そしてこの遊歩道の唯一のトイレですので大事なチェックポイントです。
玉走盤(ぎょくそうばん)
岩の上を流れる水が盤上を転がる玉のようで美しいことから「玉走盤(ぎょくそうばん)」と呼ばれるるり渓12勝の1つです。
遊歩道からの川の眺めはさまざまな印象を与えてくれます。
水が光にあたるとまるで宝石のようにも見えます。
水の流れる音は人の体を安らげる効果があると聞きますが愛犬にも本当にいいと思います。
満喫して歩いていますよ。(笑)
快刀巌(かいとうがん)
大きな岩の真ん中を刀で割るように松の木が生えている「快刀巌(かいとうがん)」と呼ばれる場所です。
説明書きの看板を見て実際見てみると本当にその通りです!!
驚きを共感したい飼い主は愛犬に見せてみました!…が無反応。当たり前ですね。(笑)
自然が作った不思議な景色です。
遊歩道での小型犬の難関場所
自然が見せる素晴らしい景色はまだまだあります。
上流に近づいてくると川の流れも迫力が出てきましたが、ここで愛犬の第1難関が!
遊歩道の道が少し途切れていて川の流れのある場所をジャンプしなくていけません。
大型犬だとすぐ行けそうな感じの道ですが小型犬の我が家の愛犬は飛ぶことが怖いみたいで…(笑)
チャレンジは試みたものの…最終的には抱っこでした。。。
高臥石(こうがせき)
寝床のような平らな石といわれる「高臥石(こうがせき)」
その横を流れる川がとてもきれいです。
今までのゆるやかな川の流れと少し変わってきました。
このあたりの上流は浅瀬の場所が多く、愛犬また川遊びです。
足で探りながらの水散歩をしています。
愛犬なりの気分転換です。
飼い主は楽しんでいる愛犬をみることが1番の幸せです。
水晶簾(すいしょうれん)
滝の落ちる様子がまるで水晶のすだれがかかっているように美しくみえる「水晶簾(すいしょうれん)」
こちらもるり渓12勝の1つになります。
遊歩道から少しはなれた広場のような場所の奥にあります。
愛犬としばし堪能しながら休憩です。
浣紗瀬(かんさせ)
平らで大きな岩が並ぶ浅瀬でここを水が流れ落ちて小さな滝を作っている様子がうす絹を洗いすすいでいるように見えることから「浣紗瀬(かんさせ)」と呼ばれています。
ほんとに大きな岩でこの大きな岩はどこから来たの?という謎の疑問が浮かんできます。
岩の形1つ1つで水の流れが全然違って見えます。
千幻瀑(せんげんばく)
この「千幻瀑(せんげんばく)」は大きな岩を流れ落ちる飛瀑で階段状になった岩になります。
滝が何段にもなって流れ落ちていく様子には圧倒されます。
やはり上流は川の流れも迫力があり白い水しぶきがマイナスイオンをたっぷりと出しているように感じます。
通天湖(つうてんこ)
最後は天にも届かんばかりの高い所にある湖という意味でるり渓最上流の湖。るり湖ともいわれている「通天湖(つうてんこ)」です。
ダムから流れ落ちる高さ12.5mの大カーテンは見事です。
湖には釣り堀もあるので釣り客もにぎわいを見せていました。
さまざまなレジャーも楽しめるようです。
駐車場まで戻りましょう
ここまでくると元の場所に戻るまでまた結構な時間がかかります。
ゆっくりと休憩しながらまた駐車場まで戻ります。
行き交う人たちの中でどれくらいの時間がかかりますか?と質問されることも多く聞いてから途中で引き返す人も何人かいました。
私たちは往復3時間半くらいかかりました。
本当に愛犬と一緒にいい運動になりました。
るり渓温泉
運動のあとはお時間ある方はるり渓温泉がおすすめです。
上流の通天湖近くにあり大きな駐車場がありますのでゆっくりとリラックスできます。
るり渓温泉には天然ラドン温泉が湧出しており泉質はラジウムが多く含まれる放射能泉です。
ラジウム温泉は自己治癒力を高め「万病の湯」ともいわれており国民保養温泉地にも指定されておりいます。
大浴場や露天風呂、サウナ、岩盤浴もあります。
効能:神経痛、関節痛、冷え性、痛風、動脈硬化
お食事処やお土産屋さんなどもありますのでお風呂上りに立ち寄れます。
お食事処には地元ならではのお料理もあり他にも美味しそうな定食など数おおくあります。
お土産店には地元の物産もあり道の駅のような感覚で楽しく見れました。
終わりに
るり渓を1日ゆっくりとお散歩でき充実したとても楽しいお出かけになりました。
大自然のなかを愛犬と一緒に楽しみながらお散歩できるのは飼い主としても幸せです。
これからも我が子のようにかわいい愛犬にも自分と一緒にいろいろな物を見て、びっくりしたり楽しんだりしていきたいと思いました。
大阪での川遊び厳選集もよろしければあわせてごらんください。⇩⇩
みなさんの愛犬ライフのお役にたてれば幸いです。