夏のレジャーといえば川遊びですよね。
愛犬と一緒に思いっきり川遊びを楽しむために大阪の関西空港から近い秘境の地、犬鳴山に愛犬と川遊びに行ってきました。
犬鳴山
犬鳴山は修験道の霊道であり真言宗犬鳴派の本山です。
約1300年前に修験道として開山され、あの高野山よりも古い日本最古の修行道です。
「女人大峰峰」ともいわれ女性の行者も多く修行されています。
駐車場
清水駐車場 1回 500円
犬鳴山温泉センター前・駐車場 1回 500円
犬鳴山温泉センター駐車場 1回 500円
犬鳴山温泉の周辺にいくつか駐車場がありますが1回料金500円と統一されています。
優しい地元の人達がいろいろなことを教えてくれますよ。
休日は駐車場が大変混雑し、満車の場合が多くあります。
休日であれば早い時間、もしくは夕方などがおすすめです。
ハイキングコース
駐車場近くに川遊びのできる場所がありますが、まずは川遊びの前に自然の中を気持ちよく愛犬と散策します。
駐車場から行者の滝までハイキングコースが続いています。
大阪で1番高い杉の木もこの参道にあり途中には犬鳴山の名前の由来となる「義犬の墓」があります。
義犬伝説
890年(寛平2年)紀伊の猟師が愛犬を連れ1匹の鹿を追っていました。
猟師が鹿に狙いを定めた時、愛犬が急に激しく吠え出しました。
犬の声に驚いた鹿は逃げてしまいました。
獲物を失った猟師は腰の山刀で吠え続ける犬の首を切りつけました。
犬は切られながらも吠えつづけ、なんと猟師の近くにある大樹に潜んでいた大蛇めがけて飛びつきました。
大蛇の頭に嚙みつき猟師を助けて愛犬は大蛇とともに息絶えました。
事の以外さを知った猟師は七宝瀧寺で僧となり永く愛犬のお墓を弔い、安らかに余生を過ごしたと伝えられています。
この話を聞いた宇多天皇は「報恩の義犬よ」と賞し「一乗鈴杵ヶ丘」を改め、犬鳴山の称号を与えたと伝えられています。
駐車場から行者の滝まで1.5キロの道のりで約40分かかるようです。
今回は川遊びが目的ですので行者の滝までは諦め、途中までの散策をしてみます。
木漏れ日の中、自然を満喫して愛犬とお散歩です。
少し歩くとトイレがあります。
トイレの前には立ち寄りのお店があります。
犬鳴山WOODZ
すべてテラス席になっていますので気軽に休憩できるお店です。
たこ焼き屋やコーヒー、かき氷やソフトクリームなど休憩にうれしいメニューです。
予約制ですが手ぶらでバーベキューもできるようです。
空 カフェテラス
少し坂になった道を歩いて行くとまたまたかわいい犬の置物が置いてあるお店があります。
犬鳴地鶏や犬鳴ポークなど地元の食材を味わえるお店です。
ペット同伴可ですので要チェックですね。
1度行ってみたいと思います。
ちなみに我が家の愛犬は置物の犬に驚いてすごく吠えていました。(笑)
まだ先に歩いて行くと参道の真ん中には不自然に木が1本たっています。
切られない理由があるからなのか何かに守られている木なのでしょうか。
大阪みどりの百選にも選ばれています。
ほんとに自然たっぷりの道です。
先を進んで歩いて行くと修行道といわれる雰囲気が漂う景色が見えてきます。
犬鳴山の入口ともいえる結界がある場所です。
「此の先霊道」と書かれています。
神聖なる場所だとあらためて実感してしまいます。
鳥居ではありませんが結界をくぐる時に一礼してから入りました。
川沿いを歩いて進んでいくので景色を見ながらのお散歩は時間を忘れてしまいます。
参道は石段や坂などなかなか険しいので小型犬は段差の高い場所では抱っこで移動です。
とても古い木の橋が見えてきました。
「二の橋」と書いています。
これも雰囲気のある川を渡るための橋ですが木の朽ちている場所があり要注意です。
川の水はとてもきれいで子供連れの方など色んな場所で水遊びを楽しんでいます。
ハイキングコースの道は変わらず険しく、暑さと疲れで川で遊ぶ人達の気持ちがよく分かります。
石段と坂道を歩き続けていると我が家の愛犬も暑さに限界が…
ちょうど浅瀬の川なので休憩がてら足をつけてみることにしました。
我が家の愛犬、気持ちよさそうに自分から水に入っていきました。
ですが冷たかったからなのかぴたりと動きが止まってしまいました。(笑)
やはり上流に少しでも近いと水温も冷たくて愛犬、すぐにギブアップです。
体も涼しくなったので早いですがここでハイキングコースを下山します。
またゆっくりとハイキングコースを堪能してみたいと思います。
では目的の川遊びに駐車場近くの川まで行ってみます。
川遊び
駐車場から近い場所の犬鳴大橋の下に自然歩道があります。
橋から階段で降りられるようになっており川沿いを歩けるようになっています。
清水駐車場から降りれる階段もあります。
夕方はアブに噛まれないよう要注意です!!!
アブに適用のある虫よけスプレーやアブ用殺虫剤があると便利です。
上記の駆除剤がない場合は独自の対処法ですが騒がない、水音を立てない、自分に止まったときに叩く、水の中で息をひそめアブがいなくなるのを待つ、です。
川での注意点
雨が降ると川の水は一気に増水します。
現在地で雨は降っていなくても川上の場所での雨量が多いと土石流や鉄砲水などの可能性があります。
愛犬と一緒に安全に遊ぶため、空の動きや天候は要チェックです。
休日は人が多いので愛犬連れは人の少ない場所を選びます。
犬の苦手な人やアレルギーの人もいるのでなるべく人のいない場所の方が安心できます。
橋から下流にいくと少し人が少ないので下流に向かって歩いて行きます。
こちらも浅いので愛犬も歩いてついてきます。
ここの水は上流の水ほど冷たくないので愛犬もご機嫌で入ってきます。
水遊びをしばし堪能して休憩は日当たりのいい石の上で気持ちよさそうにひなたぼっこです。
時間を忘れてしまう休憩時間です。
休憩を終えると水の中を歩いて戻っていきます。
今日も自然と川をゆっくりと堪能できました。
終わりに
川遊びと自然散策で愛犬と一緒に夏の季節感をあじわうことができました。
四季折々の体験を愛犬と一緒にできることが私はとても幸せを感じる時でもあり愛犬との思い出の1ページにもなります。
少しでもみなさんのワンダフルライフのお役にたてたら幸いです。
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